空想宇宙史

起源前1万年以上前
   アトランティス大陸、大西洋に沈む。人々は宇宙に脱出。
   宇宙の広い範囲に散らばり、それぞれの環境に適した進化を
   とげていく。
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17世紀後期
   異星人に指導され、月面にて地球初の
   ワープエンジン搭載船「インターナショナル
   ・ミッドガルド号(以下、IM号)」建造。翌年、50年計画で
   外宇宙探査に出発するが、21年後に行方を断つ。
   当然の事ながらこれらの出来事は、当時の人々には
   「壮大なホラ話」としか思われていなかった。
1957年10月
   人工衛星「スプートニク」が打ち上げられる。
1961年4月
   世界初の宇宙飛行士ガガーリンを乗せた宇宙船
   「ボストーク」が地球を一周する。
1969年7月20日
   アポロ11号が月へ。ニ−ル・アームストロングが
   人類として初めて月面に降りる。(註・この日付けが
   「21日」になっている資料もあります。日付変更線
   があるからかな?)
1975年
   再使用型有翼ロケット「スペースシャトル」の開発
   スタート。
1977年
   8月20日に無人探査船「ボイジャー2号」、続いて
   9月5日に「ボイジャー1号」が打ち上げられる。
1979年1月4日
   ボイジャー1号より、木星の環の映像が地球に送信
   される。
1981年4月
   「スペースシャトル」初飛行に成功。
1986年1月28日
   スペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ直後に
   爆発。計画は一時中断。
1988年9月30日
   スペースシャトル、飛行再開。
2001年8月29日
   日本産の大型ロケット「H2A」打ち上げに成功。
IM号の失踪から約120年後
   アメリカのある古い民家の屋根裏から「IM号」に関する
     資料がたくさん発見される。
   その家の住人の祖先の中には、長い間行方不明になっていた
   者がいたとされるが・・・。
同年12月〜4年後の3月
   国際的な頭脳集団によって検討された末、IM号の設計図を
    基に再び外宇宙の探査を目指してワープ船が建造される。
   しかしそれは大変な大型船で、300名の乗員が交代で
   冷凍睡眠に入り、しかもワープする度に帰るべき地球との間に
   年月の開きが出来るという、事実上の片道旅行となる、と発表
   された。結局、この船の処女航海はそのまま惑星探査と移民を
   兼ねる事になる。
IM号の設計図発見の2年後
   火星と木星の衛星ガニメデ上にドーム完成。地球のいくつかの
   企業が化学工場を建造する。
その4年後の8月
   早くもアルファケンタウリにおいて移民星発見の報告が入る。
   地球人に似た姿を持ち、絶滅の道をたどりつつあったタルガ星の
   人々(註・祖先はアトランティス人だと思われる)から、
   共生と種族の混合を申し出され、ネオIM号の乗員のうちの
   数十人がそれを受け入れて船を降りた。
翌年2月
   日本人物理学者が、ワープ船と地球上の間の時間差を
   リセットする方法を四次関数的に解き明かし、それを基に
   「時空調整機」が開発される。完成した試作機は宇宙を
   崩壊させかねないほどの不安定な力を持ちながら、最早、
   解体すら出来ない危険な物だった。
同年6月〜2年後の2月
      時空調整機内蔵の小型のワープ船が造られる。宇宙船自体を
      完全にロボット化する事で、パイロットの交代要員も大勢の
      機関士も不要になると思われた。しかし、テスト段階で何度も
      エンジンが停止。時空調整機のメモリが大きすぎる事が原因
      だった。
その2年後
      宇宙船の全コンピュータとリンクして情報を出入力する
      時空調整機制御マシンとしてのアンドロイドが開発される。
      時空調整機をそのアンドロイドに内蔵する事で同調率100%
      を保てるようになった。
その翌年1月
      個人用の小型宇宙船と専任アンドロイド(通称「サイバー
      ウィザード」)の予約開始。とてつもなく高価なもので
      ありながら、それでも世界中から100隻近い注文があった
      という。
同年3月
      移民星のいくつかが無法地帯と化している、との報告が
      地球に届く。早急に、地球人が住む宇宙全域をカバーする
      法律と、それを行使する機関の発足が求められたが、各国の
      間での話し合いがまとまらず、結局民営の警備機構「GCPO
      (GALAXY CRIMINAL PEOPLE 
      ORGANIZATION)」が設立される。性質的には
      私立探偵社に近く、寄付金が賞金にあてられた。しかし、
      当然の事ながらその当時は自分で宇宙船を所有する者はおらず、
      (まだ工場の中)賞金稼ぎ達は公共の宇宙船で移動するしかなかった。
同年9月
      民間人に尻を叩かれた形で、新法が作られる。そして、凶悪事件が
      増え、民間の組織にまかせておけなくなったICPO(ちなみに
      こちらのPは「POLICE」)はGCPOを吸収し、半民営の
      機関として再スタートを切った。これによって賞金稼ぎの一部
      (フリーのまま活動する者もいる)は準公務員扱い(とは言っても
      身分が保証されるだけで、別に給料がもらえるわけではない)と
      なり、場合によっては処刑も認められるようになった。
その2年後
      時空調整機の力を圧縮する方法が発見される。それはウィザードに
      嫌悪感を持ち、時空調整機内蔵の小型船を求める人達には
      歓迎されたが、「宇宙時代の守護神=サイバーウィザード」という
      シンボリックなイメージが大勢の人に支持され続け、結局企業も
      サイバーウィザードシステム船の方に、より力を入れて製造・開発
      し続けた。
その3年後
   新型ウィザード発表。これまでのウィザードは、宇宙船の
   コンピュータと自分の人工知能をリンクさせる中継装置を体外の
   どこか(額や腕など)に装着していたが、その装置も
   マイクロ化されて人工知能と共に頭部に内蔵され、その上本物の
   人間の物とそっくりな皮膚や髪を作れる有機化合物が発明され、
   外見上はまったく人間と見分けがつかなくなった。(一部の技師は
   それに不満を持ち、わざと眼球に着色したり、不自然な色の髪を
   作ったりした)
   また、機能の面でも、旧タイプは乗船中ずっと操縦席のアクセス盤
   (コミュニケーター)から情報を受け取り続けなければならなかった
   が、新タイプは船内にさえいれば何をしていても自然に情報を
   感知出来るようになった。
    それによりウィザードは、多種多様なオプション機能(家事を
   したり遊び相手になったり)を持つようになってゆく。その中でも
   最高級とされたのは、自由意思を持つ事で人の命令がなくても
   臨機応変に行動し、並のウィザードよりもはるかに優れた
   運動能力を持つアクティブタイプ(後に「戦闘型」とも呼ばれる)
   で、また、殺人用などの不法なものも密かに造られていた。
新型ウィザード発表より3年後
   宇宙船の運行を主に行なう「シャイン航空」誕生。
その7年後
   旅客船リュキオス号の事故。900人以上の死者が出た事で
   サイバーウィザードの安全神話は崩壊。反ウィザードの世論が
   高まり、公共の宇宙船を中心に、多くの船が時空調整機内蔵船に
   システムチェンジする。そして、たくさんのウィザードが
   廃棄処分された。
    しかし、それ自体がボディガードの能力を持ち、また、武器でも
   あるアクティブタイプは、裏社会や賞金稼ぎのもとで生き残って
   いく。
その5年後
   宇宙空間にガス状の吸引体出現。宇宙船乗り達に「アリ地獄」と
   呼ばれ、恐れられる。
その3年後
   リュキオス号事件の真相は、人為的な物であったと判明。
同年
   シャイン航空の豪華客船「エクセレンス・バード号」アリ地獄に
   つかまる。この船はウィザードシステム船ではあったが、航海中
   突然エンジンが停止。ウィザードの修理も間に合わず、宇宙気流
   に流されてしまった。客のほとんどが脱出するが、多くの乗員が
   この船と運命を共にした。
同年8月
   辺境惑星アルシアにて、旧IM号の子孫発見。彼らの祖先は、
   航海の途中でこの、金の含有率の高い星に降り、任務を放棄した
   のであった。時空調整機が無い、片道旅行を強いられた時代の事。
   一概には非難できないのだが…。
   

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